皮膚科クリニックで保険適用でおこなうことができる治療方法として面皰圧出があります。アクネプッシャーと呼ばれている専用器具を利用してニキビ内部にある皮脂や膿などを押し出していくというものです。すでにできてしまっているニキビを、できるだけ早く取り除きたいという場合に最適な治療方法となります。保険が適用される治療方法として外用薬が処方されることがあります。
使用されている外用薬には、ディフェリンゲルと呼ばれているものがあります。毛穴の詰まりが原因で発生してしまう白や黒ニキビを改善させる効果があるとされています。抗生物質の外用薬には、ニューキノロン系抗生物質のアクアチムクリームや、リンコマイシン系抗生物質のダラシンローションなどがあります。内服薬には、炎症がひどい場合などに抗生物質が処方されることがあります。
近年では面皰圧出の際にニキビの表面部分にレーザーを利用して微細な穴を開ける方法が用いられることが多くなってきています。保険適用外でレーザー治療を受けられる方も多く、炭酸ガスレーザーは二酸化炭素を用いて高出力のパルス波を生じさせ、表面に小さな穴を開けて穴に溜まった膿や皮脂などを排出させていきます。ニキビ跡の改善に用いるレーザーでは、広範囲に非常に細かい穴を開けていく方法があります。わずかな傷が皮膚表面につくことによって、肌が表面を再生しようとする上皮化でターンオーバーを促す効果があります。
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