ニキビを治療する時に、広く一般的に使用されているのは外用薬です。市販で買えるものと、皮膚科で処方してもらうものがあります。外用薬はニキビの症状によってはとても効果的です。炎症を鎮めたい時などには、消炎作用のあるものを使うと、改善効果が期待できます。
ところが、合わないものを使うと良くならないどころか、症状がひどくなる場合もあります。外用薬には様々な種類があり、使う人によってメリットとデメリットが発生しますので、自分に最適な外用薬を使って治療をしたいものです。まず、炎症を起こしている赤ニキビには、原因菌を殺菌して滅する効果のある抗生物質が有効です。一般的な皮膚科では、第一選択として抗生物質の外用薬が処方されることが多いです。
抗生物質に予防効果はなく、アクネ菌以外の肌の常在菌も一緒に殺菌するので、医師の指導のもと、正しく使いましょう。次に、硫黄製剤です。古くから使われている外用薬で、即効性はやや低めです。予防効果もあまり期待できないと言われています。
主に思春期にできるニキビに対しては有効です。硫黄は肌の乾燥を招くので、大人世代が使うと症状がひどくなるかもしれません。続いて、サリチル酸製剤もあります。殺菌作用と、角質を軟らかくしたり古い角質を除去する作用を持ちます。
サリチル酸製剤は、どちらかというと他の皮膚疾患に用いられることが多く、純粋なニキビ用治療薬と言い切れない部分があります。また、妊婦さんや敏感肌の人は、使用の際注意が必要です。外用薬だけではその場しのぎの場合が多いので、根本的治療をしながら使うことをおすすめします。
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